師匠

職場で一緒に働いていた方が、今月で退職されることになった。
オレが密かに師と仰いでいた方だ。

先天的な肝臓の持病があるにも関わらす、マラソンの大会に出場し、登山、自転車ととてもアクティブな人。
明るくポジティブな性格で、山や自転車の土産話をよく聴かせてくださったし、ランニングについてのアドバイスもいただいた。大変残念でならない。

６０を過ぎても衰えなど微塵もなく、体力的な理由では無いはずだ。
なにか思うところがあるのだろう。

理由は聞かなかったが、今後について訊ねると再就職はせず悠々自適にすごすそうだ。

「まあ、お金を残すか、楽しみに生きるかと言われれば、もちろん楽しみをとるよ。」とおっしゃっていたが、正に同感。

退職されても暇を弄ぶことなどないだろう。

いつもウチの近所のスポーツ公園でトレーニングされているはずだ。また、お会い出来るチャンスがあると期待したい。